-a, --all |
'.'ファイルを含んだすべてのファイル(ファイル名の先頭が'.'で始まる隠しファイル)を表示する。 |
-b, --escape |
ファイル名の中の非表示文字を表すため、バックスラッシュとアルファベットのシーケンスやバックスラッシュと8進数のシーケンスを用いる。これらのシーケンスはC言語で使われているものと同じである。
例 バックスラッシュとアルファベットシーケンス : 改行コードの場合、「\n」と表示される。 バックスラッシュと8進数のシーケンス : SIコードの場合「\017」と表示される。 |
-c, --time=ctime, --time=status |
最終ステータス変更時刻(ctime)を表示する。 -lオプション・-tオプションの時、最終変更時刻(mtime)ではなく、最終ステータス変更時刻(citme)を表示する。 |
-d, --directory |
[name]にディレクトリを含んでいる場合、ディレクトリの内容ではなくファイルと同様に表示する。 |
-f |
ソートせずにディレクトリ内の順番に表示する。 |
-h |
サイズの単位を読みやすい形式で表示する。 |
-i, --inode |
ファイル名の左にinode番号を表示する。 |
-k, --kilobytes |
ファイルサイズ表示の場合、キロ・バイト単位で表示する。 |
-l, --format=long, --format=verbose |
ファイルの詳細表示する。 ファイル名に加えて、ファイルタイプ・アクセス権・ハードリンクの数・所有者名・グループ名・バイト単位のサイズ・タイムスタンプ (他の時刻が選択されなければ、最終変更時刻(mtime)) を表示する。ファイルの時刻が6カ月以上前または1時間以上先の場合、タイムスタンプには時刻のかわりに年が入る。 |
-m, --format=commas |
ファイル名をカンマで区切って表示する。 |
-n, --numeric-uid-gid |
ユーザー名、グループ名を数字(UIDとGID)で表示する。 |
-o |
ファイルの詳細表示をするが、グループ情報は表示しない。 --format=long と--no-groupの組み合わせと同等。 |
--color[=when] |
ファイル・タイプによって色を付ける。 =none まったく色づけしない。これがデフォルト。 =auto 標準出力が端末の場合のみ色づけする。 =always 常に色づけする。 指定無しの場合は=alwaysと同等となる。
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-p |
ディレクトリ名の末尾に/を付けて表示する。 |
-q, --hide-control-chars |
エスケープ・コードなど表示できない文字列は'?'と置き換えて表示する。 出力が端末の場合デフォルトである。 |
-r, --reverse |
逆順にソートして表示する。 |
-s, --size |
ファイル名の左側に1024バイトブロック単位でファイル容量を表示する。 |
-t, --sort=time |
最終変更日付時刻(mtime)順にソートして表示する。 日付時刻が現在に最も近いものを最初に表示。 |
-u, --time=atime, --time=access, --time=use |
タイム・スタンプの代わりに 最終アクセス時刻(atime)でソートして表示する。また、-lオプションと一緒に使用すると、最終アクセス時刻(atime)に変更される。 |
-x, --format=across, --format=horizontal |
ファイルを複数列でリスト表示する。水平方向にソートする。 |
-A |
'..'や'.'以外のすべてのファイルを表示する。 |
-B, --ignore-backups |
fileで指定した場合を除いて、ファイル名の末尾が'~' で終わるファイルを表示しない。 |
-C, --format=vertical |
ファイルを垂直方向にソートし複数列でリスト表示する。標準出力が端末のときのデフォルト。 |
-F, --classify |
ファイル名にファイル・タイプを表す記号を付けて表示する。ディレクトリは'/',実行可能ファイルは'*'、シンボリック・リンクは'@'、FIFOは'|'、ソケットは'='で表わす。 |
-G, --no-group |
-lオプションでグループ情報を省いた形で表示する。 |
-L, --dereference |
シンボリック・リンクの場合、リンク先のファイルを表示する。 |
-N, --literal |
ファイル名中の非表示文字の変換を行わないで表示する。 |
-Q, --quote-name |
ファイル名をダブルクォートで囲み表示。併せて、非表示文字をC言語で使われている形式に変換して表示する。 即ちバックスラッシュとアルファベットのシーケンスやバックスラッシュと8進数のシーケンスを用いて表示する形となる。 |
-R, --recursive |
ディレクトリ内容を再帰的に表示する。(ディレクトリ内の全階層をすべて表示) |
-S, --sort=size |
ファイル・サイズ順にソートする。 |
-U, --sort=none |
ソートせずにディレクトリ内の順番に沿って表示する。 |
-X, --sort=extension |
拡張子でソートして表示する。 |
-1, --format=single-column |
1行に1ファイルをリスト表示する。標準出力が端末でない場合のデフォルト。 |
-w, --width cols |
端末の幅をcolsとして表示する。デフォルトは80文字。 |
-T, --tabsize cols |
タブ幅をcolsとして表示する。デフォルトは8文字。 |
-I, --ignore=pattern |
patternにマッチするファイルは表示しない。
例 ls --ignore='..?*' --ignore='.[^.]' --ignore='#*'
1つ目のオプション: '..' で始まる3文字以上の長さの名前を除外する。 2つ目のオプション: '..' 以外で '.' で始まる2文字の名前を除外する。 3つ目のオプション: '#' で始まる名前を除外する。 |
--full-time |
タイム・スタンプについて曜日,月,日付,時間,年すべて表示する。 |
--help |
lsコマンドの使用法を表示する。 |
file |
指定したファイルやディレクトリのみを表示する。ワイルド・カードを使用することもできる。 |