linux.sfttec.com[ホーム] > コマンド文字列順一覧 | カテゴリ一覧 > date
date -  日付や時刻を表示、設定
構文  
date [-u] [-d datestr] [+format] [-s setstr] [MMDDHHmm[[CC]YY][.ss]]
オプション
-d datestr datestrに指定された日付と時刻を表示する。
-s setstr 日付と時刻を設定する。setstrには一般的に分かる形であれば形式を問わない。例:2000/01/08 10:11:21
-u 協定世界時を使用する。
+format 表示する形式を指定する。指定する形式は後述する形式表を参照。
MMDDHHmm[[CC]YY][.ss] 日付と時刻を指定し、別のフォーマットで表示する。引数に本オプションのみ設定されていた場合はここで指定した日付と時刻をシステムに設定する。
MMは月,DDは日,HHは時,mmは分,CCは西暦の上2けた,YYは西暦の下2けた,ssは秒を表す。
--version バージョン情報を表示する。
説明  
現在の日付と時刻を表示したり、日付と時刻の設定を行う。日付と時刻の設定はスーパーユーザー権限が必要となる。
引数を指定しないと現在の日付と時刻を表示する。
引数が指定され、かつその先頭が'+'で始まっておらず、かつスーパーユーザ権限で実行中ならば引数で指定された日付と時刻をシステムに設定する。(-sオプションなしで日付と時刻を設定できる。) 尚,引数は下記形式で設定する。

[MMDDHHmm[[CC]YY][.ss]]

形式
文字列 - 指定した文字列をそのまま表示。
%H - 時 (00〜23)
%I - 時 (01〜12)
%k - 時 ( 0〜23)
%l - 時 ( 1〜12)
%M - 分 (00〜59)
%p - AM あるいは PM のロケール(国や地域に合わせた文字列)
%r - 12時間形式の時刻 (HH:mm:ss [AP]M)
%s - 1970-01-01 00:00:00 UTC からの秒数
%S - 秒 (00〜61)
%T - 24時間形式の時刻 (HH:mm:ss)
%a - ロケールによる省略形の曜日の名前 (Sun〜Sat)
%A - ロケールによる完全に表記した曜日の名前(Sunday〜Saturday)
%b - ロケールによる省略形の月の名前 (Jan〜Dec)
%B - ロケールによる完全に表記した月の名前(January〜December)
%c - ロケールによる日付と時刻 (Sat Nov 04 12:02:33 EST 1989)
%d - 日(月内通算日数) (01〜31)
%D - 日付 (MM/DD/YY)
%j - 年内通算日数 (001〜366)
%m - 月 (01〜12)
%w - 週のうちの曜日(0〜6)で0が日曜日に対応
%x - ロケールによる日付の表現 (MM/DD/YY)
%y - 西暦の下2けた (00〜99)
%Y - 年 (1970〜)
使用例

== バージョン情報を表示 == $ date --version date (GNU coreutils) 5.97 Copyright (C) 2006 Free Software Foundation, Inc. This is free software. You may redistribute copies of it under the terms of the GNU General Public License . There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law. 作者 David MacKenzie. □□□ スーパーユーザ権限による操作でシステム日付と時刻を設定する □□□ == -s オプションなしで日付と時刻を設定 == # date 070320592011.55 2011年 7月 3日 日曜日 20:59:55 JST == -s オプションで日付と時刻を設定 == # date -s '2011/07/03 20:55:10' 2011年 7月 3日 日曜日 20:55:10 JST □□□□ 日付と時刻を表示する □□□ == 現在の日付と時刻を表示 == $ date 2011年 7月 3日 日曜日 20:50:51 JST == 現在の日付と時刻を形式指定で表示 == $ date +'%Y年%m月%d日 %H時%M分%S秒' 2011年07月09日 07時12分41秒 == 現在の日付のみを形式指定で表示 == $ date +'%Y年%m月%d日' 2011年07月09日 == 現在の時刻のみを形式指定で表示 == $ date +'%H時%M分%S秒' 07時13分14秒 == 2日後の日付と時刻を表示 == $ date 2011年 7月 9日 土曜日 07:26:25 JST <-- 現在の日付と時刻 $ date -d '2 days' 2011年 7月 11日 月曜日 07:26:28 JST <-- 2日後の日付と時刻 == 2時間後の日付と時刻を表示 == $ date 2011年 7月 9日 土曜日 07:27:38 JST <-- 現在の日付と時刻 $ date -d '2 hours' 2011年 7月 9日 土曜日 09:27:41 JST <-- 2時間後の日付と時刻 == 2日前の日付と時刻を表示 == $ date 2011年 7月 9日 土曜日 07:42:45 JST <-- 現在の日付と時刻 $ date -d '2 days ago' 2011年 7月 7日 木曜日 07:42:48 JST <-- 2日前の日付と時刻 == 2時間前の日付と時刻を表示 == $ date 2011年 7月 9日 土曜日 07:43:05 JST <-- 現在の日付と時刻 $ date -d '2 hours ago' 2011年 7月 9日 土曜日 05:43:10 JST <-- 2時間前の日付と時刻

関連事項
cal
linux.sfttec.com[ホーム] > コマンド文字列順一覧 | カテゴリ一覧 > date